事業規模やどのような成長を考えているかにもよりますが、起業時に金融機関から融資を受けておくことには一定のメリットがあります。
また、業績が悪くなってからでは融資を受けにくくなるので起業時の実績がないうちに借りておく、支払利息の負担は発生するが融資を受けておくことで運転資金に余裕を持たせる、といった考えもあります。
ただ、誰でも融資を受けられるわけではありません(金融機関もボランティアで融資をしているわけではないので当然のことです)。
起業時に融資を受けたいと思ったときは、貸す側(金融機関)の気持ちになってみましょう。
どんな場合なら貸してもいいと思えるか?
- 貸したお金が何に使われるかわからない
- 少ししか自分でお金を用意していないのに借りようとする
- 貸したお金が返ってきそうにない
このような場合には貸してもいいとは思われないでしょう。
なので、創業計画書や資金繰り表で、
- 借りるお金の使い道(資金使途)
- 自分でもお金を用意していること(自己資金)
- 返済可能であること(事業の収益性)
を示すことで、借りられる確率が上がります。
起業時に融資を申しこむ際には、創業計画や資金繰り表をしっかり策定しておきましょう。